フランスも日本も。

フランスで暮らす私の日常で見つけた面白いこと 

時間の経過

一時帰国に際して、2年ぶりに東京に遊びに行ってきた。学生時代から通算して7年住んでいたことになるのだけれど、同じく学生時代から住んでいた友人はもう、東京に住み始めて14年になるのだと聞くから驚いた。あー私は彼女たちの半分も東京にいなかったのだと。

結婚でフランスに住んでいる私は、フランスに移住し、もう日本に帰らないと決めている同じ日本人に会うと、不思議で仕方がなかった。本来なら、そんなの他人様の考えることだから、そっと認めてあげればいいのだと思えるのだけれど、私自身、なぜこんな苦労までしてフランスに住むのだろうか、ということが自分の差し迫った重要テーマだったから、不思議がらずにはいられなかった。そういう人たちからヒントを得たいという動機で。

今日東京で悩みをかかえながらも自由と自立を手にして働いている友人に会って、なんとなく、もうすぐで10年くらいになる社会人生活を前に、環境を変えたくなるのだろう。実際に海外生活が大変だと私が行ったところで、それでも行きたい人は行くのだろうかと思った。何か自分を変えたくなるのだろうな。という私も一度は留学しようと思っていた質だから、悩みに悩んで、いろんな人に相談して、かなり早い段階で留学を決意した。やっぱり何か変えたかったのと、焦燥感からだろうか。それが海外と関わりが始まってもうすぐ7年くらい?になるのだから、これでいいのかと立ち止まるのも当然なのかもしれない。